2014年5月17日土曜日

フェルトペン

あれは小学2年生の時だった。
授業の最後に道徳の時間と言うものがあり、先生が色々と面白い話をしたり
交通安全について話してくれたり、僕にとってはとても楽しい時間だった。


ある時、道徳の時間の最後の方になって先生がプリントを配り始めた
そう、今は無いワラバンシだ。
ごわごわしていて、うっすらとグレーがかった色の紙。


先生がみんなにこう言った 【みんなぁ、フェルトペン出して】
みんなはカバンの中や机の中からペンを出し机の上に置いた。
例にもれず僕も机の上にペンを置いた。


隣に座っているいつも口うるさい女の子が大声で先生にこう言った
【○○がペン持ってる!】
(○○は僕です)




鬼の首でも取ったかのような大声でペン持ってる!


すかさず先生は僕に向かってこう言った 【なんでパンなんて持ってんだよ!】
僕はパンなんて持ってないです そう小さい声で言ったけれど聞いてもらえず


フェルトペンを出さず、三色ボールペンを出してしまい
それを見た隣の口うるさい女の子がペン持ってると大声で先生に言い
それを先生がパンと聞き間違え、めちゃくちゃな騒動になってしまった。


僕はその場で泣いてしまい、鼻血を出してしまい保健室に連れて行かれた。


ついてないんだよ、何もかも。

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